愛犬の散歩中・・・
散歩に慣れている犬が、急に歩かなくなって「なんでだろー?」と考えたりしたことありませんか?
「まったく歩ってくれない?」
「すぐに立ち止まってしまう?」
「おびえて震えてしまう?」
愛犬の散歩で、こんな思いを経験した飼い主さんはいませんか?
私もプードル犬を2匹飼っていますが、散歩でいきなり歩かなくなる経験をしたことがあります。
実は犬が歩かなくなるパターンには、5つ理由があるのです!
その理由と対処法を紹介したいと思います。
みなさんも、愛犬が歩かなくなった時は理由を把握して、対処法を試してみてください。
こんな勘違いをしてるかも?
すぐに歩かなくなったり、対処法の効果を感じられない場合には、ケガや病気の可能性があります!
ケガや病気の症状を紹介してるので、おかしいな?と思ったら無理に歩かせようとせず、獣医さんに相談するようにしましょう。
この記事では
- 犬が散歩で歩かない理由と対処法が分かるようになります。
- 犬の気持ちが分かりケガや病気を早くから見つけることができます。
犬が散歩で歩かない理由と対処法!
さぁー!散歩へお出かけ!
だけど歩かない(泣)・・・
そんな時、犬はこんな気持ちになっていることがあります。
ほとんどが、これからあげる5つの症状があてはまるので確認していきましょう。
①恐怖心や苦手なものがある
犬も人間と同じで、怖いと感じると体が動かなくなってしまうことがあります。
特に散歩デビューしたての頃は、初めて体験することばかりです・・・
「大きな物音」「沢山のひと」「マンホールや側溝の蓋」「初めて会う動物」など、あげたらきりがありません!
この時、犬が恐怖を感じている時のサインとして、耳としっぽが下がり気味になることが多いです。
こんな時の対処法
まずは、犬が何に恐怖を感じているのか?
歩かなくなった場所や周りには何があるのか?
などを把握することから始めましょう。
苦手なものが分かれば、無理に歩かせずに散歩コースを変更したり、近寄らないようにしてあげるとよいです。
散歩コースの変更が大変な場合は、抱き上げてその場を通過するのも一つの方法です。
やってはいけないこととして!
リードを無理やり引っ張ったり、怒鳴ったりしてはいけません!
そんなことをしても、犬から恐怖心は無くなりませんのでやめましょう。
②かまってほしくて歩かない
犬は飼い主さんに、かまってほしい時に歩かないことがあります。
立ち止まる理由が、恐怖心からや病気・ケガでは無いのであれば、対処の仕方は簡単です。
こんな時の対処法
まずやってはいけないこととして、抱き上げてはいけません!
逆効果になりますよ。
犬は大変かしこい動物で、学習能力に優れます。
「歩かないと抱っこしてもらえる」「立ち止まるとかまってもらえる」など間違った考えをおぼえてしまいます。
歩かない時は、無言で犬と目を合わせず「ちょん!ちょん!」と軽くリードを引っ張ってみましょう。
何度か繰り返すと、「わざと歩かない振りをしてもムダだ!」「あまえても抱っこしてもらえない・・」と学習して歩くようになります。
犬によっては、回数や時間がかかる時もありますが、あまやかさないようにしっかりと訓練していきましょう。
③外が暑すぎる、寒すぎる
犬は暑さに大変弱い動物ですし、また最近のワンちゃんは寒さにも弱いと感じます!
愛犬が暑がったり、寒がったりしたらしっかり対処してあげましょう。
こんな時の対処法
夏の暑い時には、無理に散歩に連れ出すことは避けて、朝の涼しい時間帯や夜にかけて行くようにしましょう。
特に真夏のアスファルトはかなりの高温となります。
なので、足の裏の肉球がやけどしてしまうこともあるので注意が必要です!
昼間しか行けないようであれば、日陰の多い散歩道や、芝生の上を歩かせるなど工夫をしてみてください。
キャリーケースやカートで移動の際は、冷却シートや卓上扇風機などで対策してあげることで、暑さから愛犬を守ることができます。
真冬の寒さ対策としては、服を着せるのが簡単で効果が出やすいです。
服選びの注意点3つをあげておきます。
- 愛犬のサイズに合った服を選ぶ
- 素材は通気性の良い、綿生地を選ぶ
- 誤飲防止のため、ボタンなどの装飾が無いモノを選ぶ
冬場の散歩でも、「ハァー!ハァー!」と息苦しく暑そうであればこまめに服を脱がせてあげましょう。
くれぐれも、服の着せっぱなしはやめましょう!
蒸れから皮膚病になることもありますので・・・
④時間と距離があっていない
散歩デビューが無事に済んでからも、突然歩かなくなることがあります!
恐怖心・病気・ケガ・わがまま以外で考えられるのが、散歩の時間や距離が合っていないことが多いです。
愛犬に必要な運動量は、犬種や年齢などで変わってきますので、最適な時間と距離を見つけるようにしましょう。
こんな時の対処法
まず知っておきたいのが、愛犬に必要な運動時間です!
大型犬だと30分以上、中・小型犬で10分以上の運動量が必要とされていますので、それ以上歩けば健康上の問題はほとんど起こりません。
散歩は歩った距離にとらわれがちですが、質のいい散歩の方が愛犬にとっては喜ばしいものとなります。
たとえば小型犬の場合・・
歩って10分以上運動をしたのであれば、急に歩かなくなっても運動量は足りていることになりますので、その日の散歩は終わりにしても大丈夫です。
無理に歩かせようとリードを引っ張ったりすると、愛犬が嫌な思いをすることとなり、散歩が嫌いになってしまい逆効果となります。
なので、距離にはこだわらないようにして、運動した時間で判断してあげてください。
⑤首輪やリードがあわない
首輪は首に装着するために、犬が暴れたときに首に負担がかかるので嫌う飼い主さんもいらしゃいますが、しつけをする時にはリードが邪魔にならないです。
ハーネスは首への負担はありませんが、サイズ選びが難しくピッタリサイズじゃないと抜けてしまうのと、しつけをする時にリードが邪魔になるデメリットもあります。
首輪が嫌いでもハーネスなら大丈夫な犬もいますし、新しいものに変えた時に歩かなくなることもあります。
こんな時の対処法
首輪訓練の必要性をお話しましたが、子犬のうちから慣らすのがとても大事になるのです。
首輪に慣れている犬は、新しい首輪に変えても歩かなくなることはありませんが、
首輪からハーネスに変えた場合は、歩かなくなることもあるでしょう。
一番の理由は装着した時の違和感です!
圧迫感・擦れ・蒸れなどを感じるようになり、機嫌を悪くして歩かなくなってしまう犬がほとんどです。
なのでこの場合は、時間はかかりますが自宅で慣れるまで待ってから、散歩に連れ出すようにしてあげてください。
勘違い?実はケガや病気の場合あり!
5つの理由や対処法を試しても効果が出ないのであれば、ケガや病気の可能性もあるのでこちらを参考にしてください。
①ケガをしている
ケガが原因で歩かなくなることもあります!
足の裏の肉球にキズがある・膝蓋骨の脱臼(小型犬に多い)などの場合は、「足を引きずったり」「いつもと動きが違う」など、すぐに判断することができます。
ケガの疑いがある時はすぐに散歩を中止してください。
こんな時の対処法
いつもと様子がちがうようであれば、動物病院に連れていきましょう。
ひどい脱臼となると手術が必要なこともあります。
脱臼が多いのは小型犬で、特に「ピョンピョン」と2本足で跳ねる犬が痛めやすいので、注意するようにしましょう。
うれしい時のしぐさで飛び跳ねることがありますが、ケガにつながりやすいのですぐにやめさせるようにしましょう。
肉球のケガは、犬が足の裏を「ペロペロ」なめているしぐさで、すぐに分かります。
この場合も、動物病院に相談することをおすすめします。
②病気の可能性や肥満
病気は早期発見が大事になります。
普段から愛犬の行動を観察することで、早くに発見することが可能となります。
犬の病気で多いのが・・・
「心臓病」・「椎間板ヘルニア」・「呼吸器疾患」などがあります。
関節の病気は、毎日の生活習慣からなることが多いと考えられています。
なので、重症化しないためにも、普段からしっかりと観察するようにしてください。
呼吸器や心臓の病気は、肥満が原因の場合もあります。
なので、太りすぎには気を付けるようにしていきましょう。
こんな時の対処法
歩かない原因が肥満の時は、ダイエットを考えましょう。
適度な運動と食事の量や内容を見直し、愛犬の健康的な体重を維持するように、頑張りましょう。
最近、少しの運動や散歩で息切れして立ち止まったり、呼吸が苦しそうな時は、
心臓や呼吸器疾患の病気も考えられますので、獣医さんに相談してください。
トリミングサロンなどでは、直接肌に触れることで「しこり」などを見つけてもらえることもありますので、カットの際にお願いすることも可能です。
まとめ
犬が散歩で、歩かない理由と対処法をまとめてみました。
犬の気持ちになって考えると、分かるかと思います。
なので、みなさんの愛犬が歩かない時には対処法を試してみてください。
おそらく、ほとんどの問題は解決できると思います。
少し時間がかかることもありますが、愛犬と楽しい毎日をすごすために、頑張ってみてください。
場合によっては、ケガや病気の可能性もあるので、普段から愛犬のしぐさや行動をしっかり見るようにしていきましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
コメント