トイプードルのシャンプーは、どれくらいの頻度がいいの?
人によっていろいろ言うので、どれが正解か分からない?
こんな疑問にお答えしていきます。
ズバリ正解は、2週間に1回がベストなタイミングとなります!
わが家の愛犬は、トイプードルが2匹です。
子犬の頃はみなさんと同じで、どれくらいの頻度でシャンプーすればいいのか分かりませんでした。
成犬になった今でも、シャンプー嫌いな2匹で洗うのは大変ですが、2週間に1回のペースを守ってシャンプーをしています。
ではなぜ2週間に1回なのか?
それは、皮膚常在菌のバランスを崩さないためにそうしています。
皮膚常在菌ってなに?と、初めて聞く方もいると思うので、これより詳しく解説していきます。
この記事では
- シャンプーの理想の頻度
- シャンプーのやり方と注意点
- シャンプーしすぎるとどうなるの?
- シャンプーしないとどうなるの?
- 人間用シャンプーは使えるの?
これらの疑問に答えていますので、参考になるかと思います。
シャンプーする理想の頻度と、いつからできるの?
- 初めて子犬を迎え入れて、いつからシャンプーできるのか分からない方
- シャンプーの頻度はどれくらいがいいのか分からない方
そんな方に向けて詳しく解説していきますので、今後の参考になるかと思います。
子犬のシャンプーはいつからOKなの?
子犬のシャンプーは、生後2ヶ月頃に受けるワクチン接種から1~2週間経ってからするようにしましょう。
ワクチン接種前の汚れは、自宅でシャンプーを使わずにぬるま湯で洗い流すようにしてください。
シャンプーを使わずにお湯だけで洗ってもほとんどの汚れは洗い落とせますよ。
子犬のうちは水を嫌う子もいます!
そんな子は無理やりすることなく、ブラッシングやウェットティッシュで拭くなどして汚れを取ってあげましょう。
私の場合は獣医さんに聞いて、ワクチン接種から2週間すぎていたのでシャンプーを始めても大丈夫だと言われました。
理想の頻度は2週間に1回です!
これにはいくつかの理由がありますが・・・
一番の理由は、皮膚常在菌のバランスを崩さないようにするためです。
皮膚常在菌とは?
- 常に犬の皮膚に存在する菌(常在菌)で、健康な皮膚では悪さをしませんが、マラセチアが過剰に増える事で皮膚炎を起こします。
- 免疫力低下やアトピー性皮膚炎、皮膚の変化によるフケ症や過剰な皮脂の分泌などによって皮膚にマラセチアが増えすぎることでマラセチア皮膚炎を発症します。
- マラセチアが繁殖し悪さをしてしまうと、独特の臭いを発すると共に、とても痒がることが特徴です。
このように、皮膚常在菌のバランスが崩れると、皮膚トラブルの原因となってしまいます。
なので、バランスを崩さないタイミングでシャンプーするのが理想となるのです!
このタイミングが2週間なので、シャンプーする頻度は2週間に1回が良いという説があるのです。
また、犬の皮脂が正常に戻るまでの期間が2週間かかるので、ベストなタイミングとなります。
この他にも
- 自分の臭いを消されるのを嫌がる犬もいるので、2週間あけるのが良い。
- 皮脂まで洗い流すと、乾燥肌になり皮膚トラブルを起こしやすくなる。
- シャンプーを使わず水洗いなら、肌のトラブルは起きにくい。
こんな理由から、2週間に1回が良いと言われています。
シャンプーのやり方と注意点!
シャンプーをする目的は、普段の生活で被毛に付いた汚れや臭いを取り除いたり、肌の清潔を保つために定期的に行います。
ここでは、シャンプーの手順と注意点を紹介していきますので、参考にしてください。
毛玉取り
トイプードルは、被毛にもつれがあったり、毛玉だらけな状態でシャンプーをしてはいけません。
毛玉やもつれはシャンプーしても取ることができませんし、乾かす時に手間が増えてしまいます。
なので、毛玉がないかどうかを、必ずシャンプー前に確認してください。
特に足先は、からまりが多いのでスリッカーブラシやコームなどできちんとほどいてからシャンプーをするようにしましょう。
洗う順番は?
シャワーの温度は35℃~37℃くらいのぬるま湯で、手で温度を確認してからかけ始めるようにします。
コツとして、シャワーヘッドを体から離さず密着させることで、水を怖がることが少ないです。
①後ろ足からお尻周り
②背中から胴回り
③前足から胸周り
④最後に頭から口元
この順番なら、ワンちゃんが怖がってあばれたりすることがありませんので、初めてに方にもおすすめします。
今話題の、愛犬が喜ぶシャワーヘッドを紹介しておきます。
わが家でも使用していますが、うちの子はとても気持ちがいいのかシャンプーしながら寝てしまっています。
シャンプーのコツ
トイプードルは、毛が長いのでしっかりとシャンプーを泡立てて洗うようにします。
足先やお尻回りは汚れやすいので、しっかり洗うポイントになります。
しっかり泡立てて洗うことで、乾燥させる時にからまりが無く仕上がります。
顔を洗う時は、目に入らないように注意します!
頭の後ろから少しずつ前に進めて目の周りを洗うことで、怖がることがありません。
すすぎのコツは、顔からシャンプー剤を流すようにしていきます。
理由は、顔から流すことでシャンプー剤が飛び散り、目に入るのを防ぐためです。
すすぎは洗う以上に重要なので、すすぎ残しがないように隅々まで丁寧に洗い流してください。
シャンプーしすぎるとどうなるの?
当然ながら、皮膚を守る常在菌を無くしてしまうので、肌トラブルの原因となってしまいます。
また、シャンプーの頻度が多すぎると皮脂まで洗い流されて、皮膚が乾燥し痒みがでたり臭いもでてきてしまいます。
皮膚病になってしまうと、治療に時間がかかるのはもちろんのこと、獣医さんに診てもらう治療費もかかってしまいます。
なので、シャンプーのしすぎは良くないので2週間に1回のペースで行うことが良いでしょう。
シャンプーの種類も、低刺激ならばどれでもいいわけではありません!
犬は、個体差が大きので使ってみないと分からないこともあります。
なので、一つひとつ商品を試して愛犬の体質に合わせたものを見つけることが大切となります。
但し、水洗いだけなら必要以上に皮脂が落ちないので、何回洗っても大丈夫だと思います。
犬の肌はとてもデリケートなので、シャンプーのやりすぎには気を付けていくようにしてください。
シャンプーしないとどうなるの?
先ほども述べましたが犬の皮膚はとてもデリケートなため、定期的にシャンプーを使い清潔に保つ必要があるのです。
あまりにも体を洗っていないと、皮膚の代謝や清潔を保てなくなりノミやダニが発生して貧血やアレルギー性皮膚炎の原因になることもあります。
また、汚れをそのままにすることは悪臭や皮膚炎の原因となってしまいます。
なので、定期的にシャンプーをしなければなりません。
ですが、やり過ぎは良くないので2週間に1回を目安にお願いします。
人間用シャンプーは使えるの?
人間の皮膚は弱酸性、犬は弱アルカリ性です。
人間が使うアルカリ性の洗浄剤は、皮脂を取り過ぎてしまうので基本的には、犬には向いていません。
ですが、犬用のシャンプーでも愛犬の皮膚に合わなければ肌トラブルになることもあります。
シャンプー後のすすぎや、しっかり乾燥させることで人間用シャンプーを使ても肌トラブルが出ない犬もいます。
なので、人間用シャンプーを試してみて肌のトラブルが出ないようであれば、使用しても問題はないはずです!
事実!私の愛犬は2匹とも、人間用のベビーシャンプーを使用していますが、肌トラブルは出たことが無いです。
参考記事
トイプードルに人間用シャンプー使えるの?犬用との違いと使う理由。
まとめ
- シャンプーの理想の頻度
- シャンプーのやり方と注意点
- シャンプーしすぎるとどうなるの?
- シャンプーしないとどうなるの?
- 人間用シャンプーは使えるの?
を、紹介してきましたがお役に立てましたか?
何か参考になるものがあればうれしく思います。
記事の中で、2週間に1回のシャンプーをすすめていますが、散歩で汚れがひどい時などは、この限りではありません。
特に大切なのがシャンプーのあとのすすぎで、シャンプー剤の洗い残しがないようにしっかりと洗い流すようにしましょう。
私のように、人間用のシャンプーを使う方は特に注意しましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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